はろー、またしてもご無沙汰しておりました。ピータックです。
最近のシンガポールはまたしても外食禁止となってしまったため、Utown(NUSの学生寮がある街、その名もUniversity Town)内のスタバでモーニングセットを買って外のテーブルで食べるのが数少ない楽しみとなってしまいました。お気に入りはChicken Ham & Cheese Panwichのセットですね。日本にあるのかは知らんけど。スタバのHPより。
といっても、UTonwnの寮からは6月末で追い出されてしまって、いまはUTownから歩いて20分くらい、バスで2駅のコンドミニアムにINSEADのMBA生(韓国人と中国人)と一緒に暮らしています。IELTSが最低7.5が必要なINSEAD生との会話は6.5で許してくれるNUSと比べるとやや難易度が高いですが、他大学のMBA生と絡めるいい機会です。
大学の外に住むようになって、ようやくシンガポールの大学以外の世界と関わりができてきたのですが、京都大学で過ごした学部生時代とは似てるところもあるけど、違うところも多いよなぁとふと思い、考えたところを記しておこうと思います。
①大学キャンパス
国立大学であるのは同じであるにもかかわらず、大学キャンパスのクオリティは桁違いでNUSの方が高いなぁと思いますね。ありとあらゆる校舎は(少なくとも外見は)すごくきれいだし、基本、キャンパス内であれば高速Wi-fiが自由に使える。今の日本の大学はどんな感じか分かんないですが、大学キャンパス内にいる限りは携帯電話を契約しなくてもいいくらいのレベルですね。加えて、ランドスケープの観点からの設計からもすごく力を入れていて外観がオシャレですね。日本でも私立大学は負けてないかもですが、国立大学でここまで洒落てる大学は知りません。世界中から学生を引き付ける必要があるので、マーケティングの一環として、外見は重要なのでしょうね。Utwonの寮も中は熊野寮レベルで汚いですが、外見は結構な頻度で外壁を塗り替えているので、やたら綺麗です。
②学食
学食のクオリティとしては、個人的には互角かなと。京大の学食は北部食堂がお気に入りでしたが、まぁNUSの学食もいろんな国の料理が食べられて、値段も手ごろなのでまぁまぁ。欲を言えば、日本の学食のように小鉢でいろいろなおかずが食べられればと思う時もありますが、許容範囲内です。まぁ、たいして食に興味のない人間の言葉なので。
もちろん、NUSはいろんな民族や宗教を受け入れているので、ハラールはもちろん、インド料理にも対応してますし、食器のハラールとノンハラールで区別されています。京大はじめ、日本の大学が本気でアジアからの留学生を受け入れるつもりであるならば、もちろんこの辺りは対応済みだとは思いますが。
③ファッション
これも京大とNUSを比べるとどっちもどっちですね。NUSにも、中にはおしゃれな学生もいますが基本、男子も女子もTシャツに半パンですから。まぁ、自分自身がイカ京だったので何とも。
④学生街
シンガポールと京都を比べると、ここが一番異なるところかなと。NUSで大学生活を送っていてすごく感じるのは、世間との接点の薄さです。特にCovid-19の影響もあるのですが、コミュニティが大学の外に伸長することが少なく、他大学との交流も少ないです。なんか教育環境の中で隔離されている感はありますね。大学で過ごしているだけだと英語が何不自由なく通じるのに、学外にでるとホーカーズに行ったりすると英語も通じない事もチラホラ。また、大学内には勉強できるスペースはこれでもかと用意されている一方で、一歩大学の外に出ると、日本の喫茶店(京都でいえば進々堂とかのような)、勉強や不毛な議論に使える場所があんまりなく、みんな家に籠って勉強している感じなのかな。あと、ホーカーズとかはあるのですが、学生が気軽にどんちゃん騒ぎできる安居酒屋的なのがほとんどなく、NUSの学部生は、ゼミや授業の課題に一緒に取り組み、夜まで作業した後、UTownの芝生に並んで座って愛を語り合っているようです。まるで、鴨川に等間隔で座る大学生のようですね。そこに京大生が存在することは稀でしたが。
とまぁ、徒然と書きましたが、最近、こんなブログでもいろんな所で読んでくれているという声をいただきまして、同時にもっと頻繁に更新しろよという声もいただき、特にNUSの授業に関係のないことも書いてみた次第です。今後は、あまり有益でないことも気軽に投稿することで更新頻度を高めたい所存です。
それでは今日はこのあたりで。