Launch Your Transformationを終えて

はろー、最近はLazadaでまとめ買いした「野菜生活」を1日1本飲むことを日課にしているピータックです。やはり野菜摂取は健康の要です。

さて、本来はこの中間テスト期間の一週間前はRecess weekといって、春節の時期から授業がない一週間になっていたはずだったのですが、我々MBA生はCovid-19のあおりを受けて、普段の授業がないRecess weekを利用して、Launch Your Transformationというリーダーシップ育成のためのブートキャンプに放り込まれていました。

-Launch Your Transformation-

「Launch Your Transformation」という授業は月曜~金曜の一週間、8:30~18:00までの授業を受けることでMC(4単位)がもらえる集中授業です。本来は本授業が始まる前にオリエンテーションの続きで実施される予定だったのですが、Covid-19の関係でそのタイミングで入国できない生徒が何割かいたため、この時期になったんですね。

この授業はコチラで紹介した「Experiential Cores」という授業の一つとなっています。「Experiential Cores」は3つあって、点数がつかず、「可/不可」のみが出るものとなっており、内容としては、どれも実務的なものに近くなるよう設計されています。そのなかで、「Launch Your Transformation(通称LYT)」はリーダーとしての接し方、影響力の持ち方、などを講義やワークショップを用いて学ぶ授業になります。

今回の授業で自分の中にインパクトを与えた3点にまとめて備忘しておきたいと思います。

<Self awareness>
まずは、自分がどんな人間なのかに気付くこと。Relationship orientedとTask orientedの二極にタイプを分けた場合、自分がどちら側にいるか、そして他者からはどちら側にいると見られているかに気付くことが大事。
ある生徒の「自分が元々働いてた会社ではTask追求のみであり、Relationshipを追求する必要性を感じなかった」のコメントに対し、講師は「時代は変わっている。今や、国内のみで仕事が完結する時代ではない。その時、Task追求一辺倒のスタイルが万国で受け入れられると考えるのは危うい」との説明。このあたりのコメント&レスポンスはなかなか聞きごたえがありますね。

<High quality feedback>
ビジネスコミュニケーションの上で重要となるフィードバック。社内・社外問わず、どういうフィードバックを与えるかが人間関係で重要になってくる。ハイクオリティなフィードバックをするうえで重要になるのは<①即座(timely)、②客観的(objective)、③明確化(specific)>の3つが重要になる。この上で、①自分が見たもの・聞いたもの(Observation)、②それがどう相手に影響を与えたか(Impact)を分けて伝えることが重要になる。これらが備わったフィードバックはRelationshipとTaskの両方に好影響を及ぼすことができる。
自分がもらったフィードバックは次の通り
(強み)Honesty, Open-mindedness, enthusiasm
(改善の余地)hesitation to lead the team especially in English
日本語のビジネス環境とは若干様相が異なると思うのですが、これがいまの自分なのだと思います。ただ、英語力に関しては、自分が思う以上に皆が受け入れてくれたのは驚きでした。
特に印象に残ったのが、同じチームにいたメキシコ人からの以下のようなコメントでした。「自分はスペイン語が母語であり、ピータックと同じように英語を話すときに自分の考えや感情を的確に、適切に伝えられなくてイライラすることがよくある。しかし、ここにいる大半はノンネイティブであり、その悩みは日本人だけでなく、すべてのノンネイティブが抱える悩みだ。だから、臆することはない」。彼は自分よりだいぶ年下だったのですが、臆することなくコメントし、自信を持って議論しており、彼は自分のような悩みとは無縁だろうと考えていたため、非常に印象的なコメントでした。そして、そのようなコメントは非常に私に心理的安全性を感じさせるものでした。

<Psychological safety>
心理的安全性とは、組織マネジメントで最近よく取り上げられるワードになっており、我らNUS MBAの諸先輩の中には、こちらのテーマで本を出版されておられる方もいるくらいです。この心理的安全性というものはそのチームや組織内の成長性や活性度に非常にポジティブな影響を与え、メンバーのハイチャレンジを促進するものとなります。簡単に言うと、Hi challenge, High supportということですね。この法則を各メンバーの頭の中に浸透させることは、リーダーにとって非常に重要な役割の一つとなります。

このような感じの授業で自分としては、非常に面白く、アグレッシブな授業でした。ただ、そのクラスを受け持つ講師にかなり依存するところはあるので、好き嫌いは分かれていましたが。ちなみに、私のクラスを受け持った日本生まれのインド人講師は、コメントがそれぞれ非常に含蓄に富み、いいクラスだったなと思います。最後に彼が伝えてくれた彼なりの世界の3大真理を備忘しておきます。

・Pendulum always swings.(振り子はずっつ揺れている)
・Grass is always green on the other side.(隣の芝はいつも青い)
・There is no right answer.(正しい答えはない)

それでは今日はこのあたりで。

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