プレMBAの職探し@Japan

こんにちは、ピータックです。
エアビー(東京)での隔離生活も10日を過ぎ、今週末にはようやく外界に出ることが出来ます。隔離期間中はYouTubeやAmazonプライムビデオを満喫しつつ、出前館でひたすら空腹を満たしていました。出前館のお客ランクはすでにゴールド会員となっています。8月号のTarzanは自分にぴったりの特集となっていますね。

さて、タイを離れる前から取り組んでいたプレMBAのインターン先探しも大詰めとなっています。シンガポール国立大学(NUS)のMBAに7月入学予定であったため、勤務先を5月末に退職したものの、Covid-19の影響で入学時期が12月に延期となったため、ギャップ期間にできるインターン先を探していました。

もともと、MBA期間中に取り組みたいこととして、インターンシップ(外資系企業&スタートアップ企業)を考えていたので、この機会を活かしてスタートアップ企業でのインターンを探していましたが、やはりこの時期はどの企業もなかなかインターンに対応する余裕がなく、インターン先探しには学生以上に苦労しています。

ということで、インターン先はまだ最終確定していませんが、今回は、退職はしたものの、何らかの理由で入学が延期となった私費留学生(レアケースだとは思いますが)のためにも、プレMBAのインターン先を探すために自分がやったことを残しておきたいと思います。

【前提条件】
・日本での勤務期間は9月~11月の約3か月
 (7月に帰国、12月には渡星予定のため。なお、8月は日本での雑務をこなすため空けている)
・スタートアップ企業
 (創業期に近く、0→1のフェーズが理想)

【やったこと】

①履歴書・職務経歴書の作成(日本語)
 まずは、日本語で履歴書と職務経歴書を作成しました。英語のレジュメはMBA受験時に作成したものがあったのですが、日本語版は最後に就活をした大学生以来作っていなかったので、英語のレジュメを参考にゼロから作成しました。たしか、10年以上前の就活時は「手書きが必須」という文化だった気もしますが、様式を就活サイトからダウンロードし、履歴書はwordで、職務経歴書はexcelで作成しました(卒業高校まで書くのは日本っぽいなと思いながら)。時間はそれなりにかかりますが、自分のキャリアを棚卸しすることも出来ましたし、企業のHPに直接アプローチしたり、友人に紹介してもらうときなんかにも重宝しました。履歴書・職務経歴書については、人事関係の知り合いに中身を読んでもらうなど、第三者にも読んでもらいながらブラッシュアップしました。

②LinkedInのプロフィール更新
 上記と並行してやったのが、LinkedInのプロフィール更新です。海外では多くのひとがLinkedInのプロフィールをしっかり作成していますし、JAC等の人材紹介企業のヘッドハンターからLinkedIn経由で日系企業の海外就職オファーをもらうこともそれなりにあります。NUSのアプライ時にLinkedInのIDを記載する箇所があったので、ある程度埋めてはいましたが、アプライ時に作成したレジュメをもとに更新しました。今回(日本でのインターン先探し)では有用なオファーはあまりありませんでしたが、海外の現地企業からのオファーは数件いただきました。

③Bizreach・Wantedlyに登録
 いわゆる転職サイトへの登録です。やはり、日系企業ではまだLinkedInを本格的に採用活動に利用している企業は少なく、多くの求人情報にアプローチするためにも、同サイトへ登録しました。Bizreachについては、自分が探すスタートアップ企業はそれほど多くはないですが、世間の求人情報のトレンドを知るのに役立ちました(Amazonの求人がこれほど多いとは思いませんでした)。また、Wantedlyについては、スタートアップ企業が多いのがウリとなっており(IT企業が多い印象)、スタートアップ企業との接点を探すにはこのサイトが今のところ一番効率的なのかなと思います。ただ、掲載企業にも非アクティブな企業が結構多く、こちらからメッセージを送っても返信がない企業お多かったです。

④スタートアップ企業に接点のある友人に相談
 タイトルそのままです。以前、スタートアップ企業で勤務していた、またはインターンしていたような友人に求人を出している企業がないか、相談してみました。直接、インターン先の候補を出してもらえたり、右のような面白いサイトを紹介してもらったりしました(例:bosyu)。

⑤NUSアラムナイ(卒業生)に相談
 タイに日本人のNUSアラムナイがいるという話を聞いており、一人の方とはすでに接点を持ったのですが(参考:NUSアラムナイとの会合)、ほかにもスタートアップ企業(タイ法人)で働いている方がおられるということで、日本帰国前に会合の場を設けていただき、現状について相談させていただいたところ、日本本社に紹介していただけるとのこと。どうなるかはわかりませんが、MBAホルダーへの理解がある企業であるだけに、期待大です。世間ではMBA不要論が定期的に議論されるようですが、入学前からネットワークが活きてくるとは思っていませんでしたね。

5月末に退職後、タイが緊急事態宣言下にあり、なかなか自由に動けない状態でしたが、タイにいる方に最後の挨拶などをしつつ、これらの活動をしていました。

ちなみに、「⑤NUSアラムナイに相談」の話に通じるところではありますが、MBA生活は受験を志した時から始まると言われています。実際、志望校選びのために、キャンパスビジットをしたり、卒業生(アラムナイ)にコンタクトを取って話を聞いてみたり、自分のキャリアを総括しながらエッセイを作成する時点で、これまで持っていなかった視点を得られるようになった気がします。いわゆる「視座が高まる」というやつですね。こういう点を考えてみれば、まだ入学前の身ではあるものの、MBA取得というパスは、二年間の機会費用と比較できるようなものでは無いのでは、と思います。