English Bride Courseを終えて

はろー、最近は「きのこ帝国」というバンドにはまっているピータックです。すでに活動停止したみたいですが、Spotifyで彼女らの「クロノスタシス」という曲を聴いてから、最近のヘビーローテーションになってしまいました。久々に音楽にときめきました。

さて、12月頭にシンガポール入国に成功し、隔離期間中のswabテストでも無事陰性となって隔離を終え、その後に始まったノンネイティブの英語苦手生向けの英語クラス(English Bridge Class)が昨日終わりました。9時から17時のクラスでみっちり英語のコミュニケーションを行うクラスだったのですが、14日間の隔離でなまっていた英語脳にはスパルタな授業でした。

この英語クラスの位置づけは点数などがつかない非公式なものの扱いながら、出席必須となっており、全体で15人。この中で、日本人が半数近くとなっており、英語面では日本人が下駄をはかせてもらっている様子が見て取れました。確かオリエンテーションではクラスメートはフルタイムが100人ちょっとだったので全体の1~2割という感じですね。

クラスの内容としては、英語で行うコミュニケーションやプレゼンの方法について座学やワークショップを行いながら、4チームのグループに分かれて最終プレゼンの準備をし、最終日には、各チームが15分プレゼン+10分質疑応答の発表を行い、その様子をビデオで撮影、フィードバックを行い、自分のパフォーマンスを見直すというものでした。5日間という短い講義ながらいくつか印象に残ったことを書き留めておきます。

①多用される動画コンテンツ

多くのプレゼン理論を伝えつつ、理論の提示⇒動画で実際の動きを視聴⇒生徒が実践、というインタラクティブな授業は、自分が学生だった10年以上前の授業よりはかなり洗練されているな、という実感でした。せっかくのスライドで文字ばかり映してても退屈ですからね。面白そうだったTED動画を備忘録的にここに貼っておきます。実際にプレゼンの仕方について語っているものもあれば、悪例として挙げられたジェイミー・オリバーもあります。コンテンツの面白さとパフォーマンスのうまさは必ずしも相関しませんけどね。

②学習コンテンツの過剰供給

上記のように、到底5日間では処理しきれない量の学習コンテンツを供給し、その後の学生の自主学習の方針を指し示すというやり方。適度な量を与えてそれをどれだけ全部把握しているかをテストで測るやり方とは大きく違うなと。興味がある、学習意欲のある人間にはさらに学べる環境ようになっていました。”Give a man a fish and you feed him for a day; Teach a man to fish and you feed him for a lifetime”というやつですね。

③学習教材のオンライン化

授業で使われるPPTや配布資料、課題提出までオンラインで当然のように行われています。日本はどうなんでしょうね。特に、一番良かったのは配布されたテキストがPDFでシェアされていたので、実験的にタブレット(Surface Go)で資料を見ながら授業を受けてみましたが、これはとても便利。タブレットペンで書き込めるし、授業で使われたPPTと一緒にG driveに保管しておけば一元管理が可能。科目によって向き不向きがあるかもですが、積極的に取り入れていこうかなと思っています。ちなみに、利用しているのはDrawboard PDFというアプリです。こいつは優秀ですね。

④学生のアクティブマインドへの信頼

最後は、学生に対する信頼が高いのか、これが当然なのか、課題の提示がかなり雑に提示する一方で、課題の評価はすごくシビア。日本が過保護過ぎたのかなぁ、とも思うのですが、課題の大枠だけ提示して、あとは学生次第。今回の最終課題の内容は、各グループに実際のシンガポール企業が割り振られ、「CSRプロジェクト」をプレゼンしろ、のみでした。それにしても驚いたのは、これだけのぼんやりした課題(いわゆるふんわり発注)にも関わらず、各グループがそれぞれのメンバーのバックグランドを活かし、非常に具体的で実現可能性の高い提案を作り上げてきたこと。いや、このあたりがMBAスクールの醍醐味なんでしょうね。非常に面白い提案かつプレゼンが見れました。

最後に、自分のプレゼンで講師から指摘を受けたことを書き留めておきます。

Goodな点
・Good posure(よい姿勢)
・Point to slide(しっかりスライドを指で示して分かりやすい)
・Empahasize(重要なキーワードをしっかり強調できていた)

Improveな点
・More move(聴衆の方に向かって歩いたりして印象付け)
・Pace(話すペースが遅すぎる)
・Pronounce(s,th,zの発音が聴き取りづらい)

これから本格的に授業が始まるとプレゼンが目白おしになると思うので、このあたりを改善していければなと思います。

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